スピード買取

食器買取には経験や知識が求められますが、こちらのスピード買取.jpさんでは、食器買取に関しては主にブランドものに限っています。つまりノンブランドでは査定がつかない可能性が高いようです。そのため、第2位の福ちゃんに次いで、第3位のランキングとなりました。サイトを見てみればわかりますが、『ブランド』という言葉が非常に多数使用されています。食器買取のページで、この『ブランド』というワードが53回も出現しており、これはかなり意識した表現であることがわかりますが、専門知識や、取り扱い実績という点では、残念ながら不明であると判断されかねない状態です。

ブランド食器の買取では、マイセンやロイヤルコペンハーゲンなどというような、誰でも知っているブランド食器の知識以外にも、一般にはマイナーですが、食器愛好家や、コレクターたちの間では大変に高額で取引されているようなカルト的なブランド食器に対する知識も求められています。それは非常に高額のために、出張買取の現場では、本当の『ブランド食器』を取り扱う業者であることを証明する必要があります。当然ながら、取り扱い実績、そして、食器全般に対する造詣の深さも要求されます。この点で、スピード買取.jpさんに不安を抱くユーザーが一定数存在しているようです。なぜでしょうか。

このスピード買取.jpさんは、以前、「株式会社ランド」によって運営されていましたが、現在は全く経営母体が異なっています。しかし、株式会社ランド時代の2015年3月に消費者庁から押し買い行為による行政処分を受けており、ユーザーの間では、その影響が現在も心配されています。経営が変わって以降は、イメージキャラクターに坂上忍という売れっ子で超有名なタレントを起用して、その悪い印象を払拭する努力を図っているように見えます。しかし、この事件は出張買取全般に悪い意味で強いインパクトを与え、ユーザーが出張買取に警戒する風潮を作るきっかけになりました。

第1位のウルトラバイヤープラスさんには、このような評判が全くないために、安心して出張買取を推奨できますが、こちらの業者に関しては、「スピード買取.jp」という屋号を引き続き使用し続けている以上は、「安心して査定を依頼してください」とまでは言い切ることができない現状があります。もちろん、その後は、このような事件は再発していませんが、ユーザーの間では、現在でも類似行為を指摘する口コミが、かなり頻繁にネットに書き込まれており、こちらの買取業者が、今後どのような営業をしていくのか、消費者保護の観点からも、十分に見守る必要があると思われます。

実店舗を持たないことを高額買取の理由として挙げていますが、反面「お持ち込み買取」と、言葉を変えて店頭買取をにおわせる表現が使用されている点は、同時に「実店舗がないのに、どこへ持ち込めばいいのか」という疑問と不安が生じさせることになります。それに加えて、高額のギャラを必要とするタレント、坂上忍を起用してのCM広告やイメージキャラクター戦略は、かえって、この「スピード買取.jp」という買取業者が、高級ブランド食器の高額買取を本当に実施できるのかと、一部のユーザーに不信感を抱かせる要因ともなっているようです。そのため、今回、第3位のランキングとさせていただきました。それだけ出張買取には、ユーザーからの信頼と、実績の積み重ねが必要であることを、よく調査して改めて知ることができ、併せて、第1位のウルトラバイヤープラスさんの業者としてのレベルの高さを知ることができました。