なんぼや
好立地を中心に全国に38店舗を展開しているブランド品や貴金属の買取専門業者です。結果的に出張買取や宅配買取には店舗営業ほど力が入っておらず、メインの位置づけにはないように見えることから、ユーザー視点に立って考慮した結果、第4位のランキングとさせていただきました。なんぼやさんは、近年、宅配買取にも力を入れていますが、実は、食器買取には輸送による破損のリスクがつきまといます。そのことから、宅配買取や、店頭買取は、食器買取にあまり向いている買取方法とは言えません。高額で点数のある食器セットなどの買取は、必然的に出張買取が中心になります。しかし、なんぼやさんは、宅配買取以外にも出張買取による地域対応をうたっているものの、その出張買取の実際の全国対応状況は、今ひとつ具体性が乏しいために、はっきりとはしていません。
なんぼやさんは、ウェブ集客と駅近の利便性を生かした集客から、店頭への来店を促して、得意の対面による買取をする業者であるとの見方をするユーザーは多いでしょう。なぜなら、通りすがりのビジネスマンやOLに訴求するための大きめの看板を店頭に掲げていることや、有名タレントの関根勤を起用して看板をデザインして、関根勤の持つ都会的なイメージ作りや、ハイセンスでスマートな店頭でのユーザー体験を予感させてユーザーに訴求していくことをブランディングの中心に位置づけているようです。
なんぼやさんは、まずは店内のインテリアと接客による経験を、ユーザーにとって心地よいものとして、リピート来店の動機につながるように気を配っています。ウェブサイトには「接客、店内インテリア、室温までこだわっている『なんぼや』に、査定だけでも、ぜひご来店くださいませ。他店さまには負けない買取額とサービスを気持ち良く話せる空間（店内デザイン）でお待ちしております。」と書かれていて、店舗に対してかなりの力を入れています。しかし、店頭買取用のテナント維持経費や、インテリアにまで資金を投じている様子はユーザーに不安を与えるのではないでしょうか。実際には、高額で買い取ってもらえるかどうかを疑問視する原因となっているかもしれません。
店頭買取という買取方法は、現金を手軽に作る必要のあるユーザーや、期日までに足りない現金をどうしても作りたいユーザーが、駅近くに集中するブランド買取店を回って、手持ちのブランドの現金化のために駆け込みで売却するというシミュレーションによくマッチします。気楽に入ってきたユーザーが、店頭提示された価格で品物を手放すまでは、容易に帰りづらい雰囲気作りをしなければなりません。なんぼやさんのように、有名タレントを使って宣伝広告をしている費用と店頭テナントを維持するための費用、そして、たくさんの店員を抱えることから生じる多額の人件費などの多くの経費を毎月のように捻出するためには、商品をどうしても安く仕入れて、粗利を大きくする必要があります。このことから、ユーザーの望むような高額査定、高値買取の実現は難しくなることを指摘するユーザーは多いようです。相場よりも安く仕入れて利益を上げなければ他店との出店競争に生き残ることができないという事情があるからです。こうした事情を考慮すると、なんぼやさんを、高値で食器買取を保証する業者であるとは判断できないかもしれません。食器の出張買取では、非常に安定した高値買取の実績を持つ、ランキング第1位のウルトラバイヤープラスさんを強くおすすめします。
