ナルミ(鳴海製陶株式会社)
ナルミ
鳴海製陶株式会社
国内のホテルやレストラン、旅客機のファーストクラスなどで広く使われている食器といえばナルミでしょう。三谷幸喜監督の映画『THE 有頂天ホテル』や、その他の映画やテレビドラマなどでも、何気なくナルミの洋食器が使用されています。
「ナルミ」として世界的に有名な高級洋食器メーカー、ナルミブランドですが、正式名は鳴海製陶株式会社(なるみせいとう、Narumi Corporation)と言い、そのボーンチャイナ製品は国内洋食器業界で売上第2位の地位を占めるまでになりました。
ボーンチャイナの生産は非常に難しいと言われていましたが、ナルミはその製品を日本で初めて量産化に成功しました。つまり、ボーンチャイナのリーディングカンパニーと言っても過言ではありません。ボーンチャイナ製食器の形状や発色などに強くこだわり、高品質な商品を作り続けて、世界の市場でも高い評価を獲得してきました。
では今回は数多いそのこだわりの製品の内、ごく一例をご紹介します。
ミラノ
ブルーの優しい色の絵柄を持つ染付磁器です。「ミラノ」シリーズは名前こそ洋食器的ですが、そのデザインは日本で愛されている梅の花を、藍色のカラースケールで表現した、趣のある気品と洋食器ならではの豪華さを併せ持った定番商品です。1972年発売以来からの超ロングセラーで、今も、多くのファンに親しまれているナルミの代表作とも言える製品です。
ミラノビアンカ
食器を使い分けることの中には、その国の文化がよく反映されますが、日本でも、お客様のおもてなしには、とくにお気に入りの洋食器を使用される家庭が増えてきました。「ミラノ」は梅の花で大好評のシリーズですが、このミラノビアンカは、とくに現代の食のスタイルにマッチしたテーブルウェアのデザインとして、多くの人々に訴求するために新たにリメイクされた新シリーズとなっています。
パトリシア
「パトリシア」は、欧米ではよく人の名前として用いられるポピュラーな女性の名前ですが、その名にふさわしく女性らしく、華麗なデザインが特徴的なテーブルウェアです。とくに女性的な印象を感じさせるサーモンピンクが特徴のバラの品種が描かれています。見ているだけで豊かな気持ちにさせ、ぜいたくなティータイムを演出するナルミこだわりの逸品です。
スタジオアート
その名で表されるものはアートです。もちろんすべて手描きによる描き込みの技が、見るものを感動させるテーブルウェアとして、洋食器を芸術の域にまで極めることをコンセプトに生産されています。その素材は「美しさ」と「やさしさ」、そして「気品」と「優美」さ、をテーマに、一作品ずつ、たった1人の職人により丹精に時間をかけて作られています。
シルキーホワイト
こちらはよく知られる1977年発売のヒット作品です。野に咲く小さな花が持つ曲線をイメージしたレリーフが目を惹きます。優しく馴染む、その形状は、この「シルキーホワイト」がロングセラーとなった大きな魅力と言えるでしょう。この美しいボーンチャイナの世界を、思い切りぜいたくに表現したシルキーホワイトは、日常使いに最適な器として高い評価を受けています。
パステルガーデン
1983年の大ヒットで、廃番となっていた「パステルガーデン」を復刻生産し、オリジナルのデザイン守りつつ、現代感覚にアレンジしたシリーズです。そのナルミ独特のソフトで暖かみのある色合いは、水彩画のような上品なタッチで描かれた魅力的なデザインによく反映されています。花々が散りばめられたモチーフは食卓に優しさという大切な感性を与え、テーブルを心地よく、夢のあるイメージに演出して、大切なゲストとともに囲む食卓に豊かなインスピレーションをもたらしてくれるでしょう。
売られた方のお声:山梨県富士吉田市A様
結婚式の引き出物でいただいたものの、10年ほど全く使っていなかったナルミのカップ&ソーサーやペアグラスをまとめて買い取ってもらいました。いただいた物なので捨てるわけにもいかずに困っていたので非常に助かりました。ウルトラバイヤーさん、ありがとうございます。