憧れのブランド食器一覧 贈り物にもおすすめの本当に良い食器
国内外にある有名食器、陶磁器メーカーを一覧にしてみました。
エレガントな食器がそろう食卓に憧れを抱く愛好家たちは、やはり、ブランドにも大変なこだわりを持っています。お洒落な食器や、注目ブランドの食器、いつかはそろえてみたい、そんな食器たちを、ひたすら作り続けているブランド食器メーカーを簡単にご紹介しましょう。
有名洋食器メーカー一覧
KPMベルリン
KPM KöniglichePorzellan-Manufaktur Berlin GmbH
ベルリン王立磁器製陶所
1763年9月19日にプロイセン王国のフリードリッヒ大王により創立されました。
KPMベルリンの製品には、選帝侯ブランデンブルクの紋章を由来としたコバルトブルーの王笏が、製品のマークとして付されています。
アウガルテン
Wiener PorzellanmanufakturAugarten
ウィーン磁器工房アウガルテン
1718年創設。ヨーロッパで2番目に造られたという歴史のある工房です。
1744年にマリア・テレジアによって皇室直属の工房となり、ハプスブルク家の盾型の紋章をマークに利用するようになりました。
アラビア
Arabia
フィンランド・ヘルシンキで1873年に誕生したメーカーです。北欧らしいシンプルでモダンなデザインが人気を呼んでいます。同じくフィンランド出身の作家トーベ・ヤンソンの名作「ムーミン」を採用したシリーズが有名です。
イッタラ
Iittala
1881年にガラスメーカーとしてフィンランドで創業しました。
イッタラで最も有名な製品は、フィンランド人建築家アルヴァ・アールトが1936年以降にデザインしたガラス器で、「アールトの花瓶」と呼ばれています。
ウェッジウッド
Josiah Wedgwood and Sons
ジョサイア・ウェッジウッドにより1759年にイギリスで設立された世界最大級の陶磁器メーカーです。1744年に開発されたジャスパーウェアは世界中を巻き込んでのブームとなりました。
エインズレイ
Aynsley
ジョン・エインズレイにより1775年にイギリスで創立された陶磁器メーカーです。
透かし模様や金彩を施したきらびやかな装飾が、英国王室や貴族に愛されてきました。
ダイアナ元王妃のご成婚時に配られた返礼品の陶花はこのブランドの物です。
エルメス
HERMES
1837年にフランスで設立されたファッションブランドとして非常に有名ですが、1984年からは食器の製造も行うようになりました。日本では、ドラマ『電車男』に登場した送り物として記憶している方も多いかもしれません。
クリストフル
Christofle
1830年にシャルル・クリストフルがフランスで創立した銀製品の最高級ブランドです。
フランス王ルイ・フィリップやナポレオン3世を顧客としていただけでなく、現在でもエリゼ宮殿(大統領官邸)、各国の高級ホテル、豪華客船で採用をされており、「卓上の芸術品」と呼ばれています。
セーブル
Porcelaines des Sèvres
セーブル焼
フランス国立セーブル製陶所
フランスのセーブルで生産される磁器で、その入手の困難さから「幻の陶磁器」とも呼ばれるほどです。ルイ15世やポンパドゥール夫人からの出資により開窯されたため、フランス革命時時には窯を破壊されましたが、ナポレオン1世によって再興され、1824年に国立セーブル陶磁器製作所となり現在に至っています。
たち吉
1752年創業という、長い歴史を持つ京都の食器店です。
全国各地の窯元に自社で企画した製品を製造してもらい販売するというスタイルや、頒布会での食器の販売など、時代の先取りをしてきたメーカーとしても知られています。
ティファニー
Tiffany & Co.
1837年にアメリカで創業したブランドで、宝飾品や銀製品が有名ですが、マグカップやタンブラーなどの食器の製造も行っています。ティファニーブルーやリボンがアクセントとなっている食器は、結婚式の引き出物などのギフトとしても非常に人気があります。
ナルミ
鳴海製陶株式会社
1911年に設立された帝国製陶所を起源とする洋食器メーカーで、特にボーンチャイナが有名です。国内のホテル、レストラン、旅客機のファーストクラスで使われるだけでなく、三谷幸喜監督の映画に使われるなど、高級食器としてもよく知られています。
ノリタケ
株式会社ノリタケカンパニーリミテド
1904年に森村市左衛門によって創業した日本陶器合名会社がもととなっているメーカーです。日本で初めて高級洋食器を生産し、明治から戦前にかけて欧米に輸出された製品が大変な人気となりました。この時期の製品は「オールドノリタケ」と呼ばれ、コレクターズ・アイテムとしても有名です。
バカラ
Baccarat
1764年、フランス王ルイ15世に工場の設立許可を受けて開業をしたガラス工場です。
クリスタルガラス製品を製造するラグジュアリーブランドとして世界的に有名で、ヨーロッパの王室はもちろん、モロッコ王室、タイ王室、日本の皇室からも愛されています。
ファイヤーキング
Fire-King
ファイヤーキングはアメリカ合衆国のガラス容器メーカーであるアンカーホッキング社の耐熱ガラス容器ブランドです。1940年に製造が開始され、1976年には製造を終了していましたが、2011年にファイヤーキングジャパンが設立され、日本を中心に製品の販売が再開されています。
フッチェンロイター
Hutschenreuther
1814年、カルル・フッチェンロイターによって創業されたドイツの陶磁器メーカーです。
創業以来、「人間の手に勝る技術・機械は存在しない」という信念を貫き、すべての工程で手作業にこだわるなど、伝統を大切に守り続けています。
ヘレンド
Herend, Herendipocelánygyár
1826年に創業したハンガリーのテーブルウェアのブランド。
世界初の1851年のロンドン万国博覧会ではヴィクトリア女王がウィンザー城のためにディナーセットをヘレンドに注文したことで一気に有名になり、ヨーロッパ貴族の間にヘレンドの作品はブランドとして広まりました。中国風の絵柄に蝶の舞うデザインは一般にも販売され、以後「クイーン・ヴィクトリア」シリーズと呼ばれて大変流行しました。
マイセン
MEISSEN
国立マイセン磁器製作所
ドイツのマイセン地方で生産される磁器の呼称です。名実ともに西洋白磁の頂点に君臨する名窯として愛好家には珍重されてきました。1710年、ドレスデンに「王立ザクセン磁器工場」が設立され、硬質磁器製造の独占権が与えられたことが、現在の「国立マイセン磁器製作所」の始まりです。
マイセンクリスタル
MEISSENER BLEIKRISTALL
1947年に、マイセンにクリスタルガラス研磨工場「ホルスト・ゼンディッヒ」が設立され、手作業によるクリスタル製品が発売されました。その後「VEB(国民所有企業) マイセンブライクリスタル」となり、1994年に現在の「マイセナーブライクリスタル社マリーズ・ゼンディッヒ」となりました。ハンドカットによる定番の花柄シリーズや、高度な色被せ技法から生まれる多彩なコレクションで、マイセンクリスタルは世界中のファンを魅了し続けています。
ミントン
Minton
現在は、このミントンブランドはなくなってしまいましたが、1793年に創業されて以来、世界で最も美しいボーンチャイナと呼ばれてきました。1840年ヴィクトリア女王により賞賛されて、1856年からは王室御用達となっています。デザイナーのジョン・ワズワースがハドンホール城の壁掛けのタペストリーのモチーフをデザインした「ハドンホール」は、ミントンの永遠の定番品として世界的に有名になりました。「ハドンホール」と並ぶベストセラーとして「ハドンホールブルー」があります。
ラリック
Lalique
現在、ポシェ社傘下のラリック社ですが、その始まりは19世紀末に高級アクセサリーのデザインで人気を博していたラリックに起源があります。宝飾品の素材の一部にガラスを取り入れて、のちに本格的にガラス工芸品の生産を始めました。香水瓶、花瓶、置時計、テーブルウェア、アクセサリーなどを幅広く手がけましたが、オリエント急行の客車などのインテリアはとくに有名です。シボレーやジャガー、ロールス・ロイスなどの自動車のボンネット先端の装飾も手がけてきました。東京都庭園美術館のガラスの扉やシャンデリアも、このラリック社が手がけています。
リーデル
Riedel
高級ワイングラスで知られるリーデルは、1756年にボヘミアで創業されました。ワインの個性を引きだすためのワイングラスを提供することで知られ、小さく口細のポートワイン用や、ワインボトル一本分が丸ごと入る風船型のブルゴーニュワイン用はとくに有名です。ハンドメイドのクリスタルグラスシリーズ、リーデル・ソムリエは世界中のワイン専門家から最高の評価を得ている逸品です。このソムリエ・シリーズは、ニューヨーク近代美術館で永久展示されています。
リチャードジノリ
RICHARD-GINORI
イタリアの総合陶磁器メーカーで、1735年に創業されました。ジノリ侯爵はイタリア初の白磁を完成させ、マイセンのような豪華で精緻な芸術作品を作りました。1896年に、現在のリチャードジノリとなり、イタリア最大の陶磁器メーカーとなっていきました。
ジノリ最古の代表作である「ベッキオホワイト」は不変の定番として親しまれています。不朽の名作として愛されている「イタリアンフルーツ」、「オリエントエクスプレス」などが有名です。近年、グッチがリチャードジノリを買収してグッチの子会社GRG S.r.l.(グッチリチャードジノリ)となっています。
リモージュ磁器
リモージュ焼き
Porcelaine de Limoges
18世紀中頃にフランス磁器の本格的な幕開けは18世紀の「リモージュ王立製陶所」に始まります。19世紀後半には「リモージュ磁器の黄金時代」と評されるようになり、リモージュ磁器はアメリカに紹介されるようになりました。販路は大いに拡大して、現在ではパリやセーヴルよりも、リモージュこそがフランス磁器の中心地と言われるようにもなりました。パリのレストランではリモージュの食器が多く使われています。
リヤドロ
LladróComercial SA
リヤドロ・コメルシアルS.A.
スペイン・バレンシア州に本社を置く磁器(ポーセリン)アートのトップブランド企業です。1968年には「NAO」ブランドを創設し、リヤドロと同じ工場・職人の手によるシンプルなデザインで、リヤドロよりもリーズナブルな価格を実現しました。人生の美しい一瞬や躍動感あふれる姿など、リヤドロのポーセリンアートには、秘められた無限の造形美の可能性が表現されていて、世界中の多くの人々の共感を得ています。
ル・クルーゼ
LE CREUSET
鋳物の「るつぼ(クルーゼ)」を社名にしたル・クルーゼ社の創業は1925年です。機能的かつ美しいキッチンウエアを作ることをモットーにして、さまざまな種類の鋳物ホーロー製品を生み出してきました。特殊な複数層のホーロー加工された鍋などの製品は、熱が逃げない、焦げない、温度が下がりにくいという長所を持ち、今日、多くの料理愛好家などに親しまれています。
ロイヤルアルバート
Royal Albert
1896年創業のイギリスの陶磁器メーカーです。そのブランド名は英国王室を愛する創業者が王室にちなみ「アルバート」と名づけました。1904年に「ロイヤル」の称号を得て、王室御用達の名にふさわしいハンドペイントの素晴らしい製品を作り上げ続けています。その一方では、リーズナブルな価格帯のボーンチャイナを提供するという方針を貫き、市場でいちはん安く入手できるボーンチャイナとして世界中に輸出されてきました。「オールド・カントリー・ローズ」は総生産1億ピース以上を誇り、世界最大生産数のベストセラーとなりました。2015年よりウェッジウッド、ロイヤルドルトンと共にWWRDグループホールディングスの一員となっています。
ロイヤルクラウンダービー
Royal Crown Derby Porcelain Company
ロイヤルクラウンダービー磁器会社
イングランドのダービーにあるテーブルウェアと観賞用の磁器メーカーで、高品質のボーンチャイナを製造することで、とくに知られています。1773年、裏印に王冠を描き込むことが許されてのち、この会社は「クラウンダービー」と呼ばれることになりました。1890年に、ヴィクトリア女王がクラウンダービーを「女王陛下御用達の磁器製造業者」として指名したことにより「ロイヤルクラウンダービー磁器会社」という肩書きが認められました。
ロイヤルコペンハーゲン
Royal Copenhagen
ロイヤル・コペンハーゲン陶磁器工房
The Royal Copenhagen Manufactory
通称、ロイヤル・コペンハーゲンは、デンマークの陶磁器メーカーです。古くから日本の古伊万里染付の影響を強く受けて、手描きによるコバルトブルーの絵柄をその特徴としてきました。「ブルーフルーテッド」はベストセラーのひとつで、世界中で愛されていますが、とくに、日本でのロイヤル・コペンハーゲンの知名度と人気ぶりには特筆すべきものがあります。
ロイヤルドルトン
Royal Doulton
イギリスの陶磁器メーカー。ロンドンで創業した当時はストーンウェア(炻器)をつくる小さな企業だったドルトンでしたが、 1877年からは、ボーンチャイナを導入し、芸術的テーブルウェアを創造していきました。2代目のヘンリーは、1887年にヴィクトリア女王より陶磁器界では初めてのナイトの称号を与えられ、1901年にはエドワード7世よりロイヤルの称号を与えられています。その後は、ミントン、ロイヤルアルバート、ロイヤルクラウンダービーを傘下におさめ、世界最大の陶磁器メーカーの一つとなり大成功を収めています。近年、ウェッジウッド、ロイヤルアルバートと共にWWRDグループホールディングスの一員となりました。
ローゼンタール
Rosenthal
1879年、絵付け工房を開いたローゼンタールは、ドイツ磁器生産の中心地ゼルプに工場を設立して以来、瞬く間にヨーロッパを代表するメーカーになりました。ローゼンタールは芸術と実用品のある商品化を目指し、個性溢れるデザインで注目され、その食器は世界各国のホテルやレストランから高い評価を受けています。
ロールストランド
RÖRSTRAND
スウェーデン王室御用達窯として1726年に創業したスウェーデンの陶器メーカー。ノーベル賞授賞式の晩餐会で使用される食器として「ノーベル」がとくに有名です。2001年からはフィンランドのiittalaブランドに統合されています。
香蘭社
その起源は古く1689(元禄2年)にさかのぼります。深川家の祖又四郎(初代深川栄左衛門)が有田で陶磁器製造を始めました。当地の有田焼(伊万里焼)の技術を活かした製法が認められて宮内庁御用達ともなっていて、万国博覧会では、いくつもの賞を受賞しています。
大倉陶園
1919年に創業された陶磁器メーカー、株式会社大倉陶園は、日本で従来からあった伝統的な呉須の染付や、ヨーロッパから取り入れた様々な技法を用いて、鑑賞価値の高い高級磁器を製造しています。日本では当時製造されていなかった硬質な白磁の製造を目指し、ついに、紋章入りディナーセットを当時のワシントン日本大使館に納入しました。空襲で工場は焼けましたが、1948年にはディナーセットを再び作製し始め、1959年の皇太子明仁親王と同妃美智子の成婚時には晩餐会の食器を納め、以後も日本の皇室御用達となっています。とくに迎賓館改修のときに納入したディナーセットは、大倉陶園の代表作の一つです。
ここに上げた食器ブランドは、買取に出しても高額になるので、もしいただいたけれど使っていない、食器棚に眠ったままなんてことがあれば、ぜひ買取をおすすめします。
もちろん使用済みのものでも大丈夫です。
査定は無料なので、一度いくらくらいになるのか相談して、買取に出すか使用するか悩んでも良いかもしれませんね!
無料相談はこちら!